むかしブルーノ・ムナーリ[1]の「ファンタジア[2]」を読んだ。
大まかにいうと、この本にはクリエイティビティを発揮するためのヒントが書いてある。ファンタジアは、発明や創造と似た概念で、「これまでになかった新しいことを考えださせる人間の能力[3]」のことだ。
ムナーリは34ページで、ファンタジアの手法を以下の6つに分類[4]している。
本書中にでてくる例でいうと、マグリットの「ピレネーの城」は4. を利用して岩の重量を交換している。また三面六臂の阿修羅像は2. のわかりやすい例だ。
この分類は総当たり的にアイデアを出していくうえで使いやすく、いまでもまだ覚えている。
これらのファンタジアの手法を標語的に整理したくなり、「6つのR」というのを思いついた。